理科の特別授業 6年生

 
6年生が、東北大学の中瀬博之先生に来ていただき、発電の学習をしました。

とても面白い授業で、子供たちも集中して取り組みました。

まず、いろいろな発電の仕組みについて教えていただき、風や水蒸気などで羽を回転させ、モーターを回して発電する方法が大部分であることを理解した後、風でモーターを回すための「羽」を作成する課題が出されました。


まずはネットで情報を集める子供たち。中瀬先生曰く、作業を効率的に進めるために、正しい情報を集める過程も大切なのだそうです。


そして、黙々と画用紙に向かい、思い思いの羽の形を書く子供たち。
小さな設計者です。

羽の形、大きさ、数、着ける位置…工夫する要素はいろいろとあります。


出来上がると、モーターに取り付け実際に風を当てて回転させて、発生した電圧を計ります。結果が数値で出るので、改良の意欲がわきますし、だれの風車が最も電気を起こせるかも明瞭にわかります。


思うように電圧が上がらないときは、その原因について中瀬先生が少しだけヒントをくれます。「あ!  なるほど!」と気が付く子供たち。







何度も何度も試行して、改良を重ねていきます。
少しの改良でも成果が出て、電圧が上がっていくとうれしいものです。





あっという間の二時間でした。
科学する楽しさを体感できた子供たちでした。


「小学校、中学校はいろんな失敗をしなさい。恥ずかしがることは何にもないんだよ。」
と中瀬先生。失敗を怖がったり、恥ずかしがったりして試行しないこと、挑戦しないことこそもったいないよと、子供たちの背中を押してくれました。





授業が終わった後、質問があると何人かの子供たちが理科室に残りました。
自分たちが作れる自然の力を利用した発電方法や、電気をためるための方法について質問していました。

小学生にもわかりやすい言葉を選んで、時間を気にせず教えてくれました。

かんたんにできる実験も行ってくれました。
とてもお得な居残り学習でした。

子供たちがあまりに長く質問したものですから、中瀬先生のご好意で、
もう一回、発電についての特別授業をしていただけることになりました。
次回もたくさんの学びがあることと思います。

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